*事件



すれ違っていたウィルとハリエットが無事仲直りし、
セネルの新しい家が完成したその日
祝いじゃ!祝いだ!という
どこかのバカな山賊とお気楽なシャボン娘の提案により
セネルの新居にてパーティが開かれる事になった
パーティというよりか、飲み会というほうが正しいのだが
宴会は、とても楽しいものだった

盛り上げ役の二人は、バカみたいに
歌を歌ったり、踊ったりしていた
わたーしはぁーすごーうでー
トレジャーハンータァー!!
さぁ!ジェージェーも踊って!!と、
いつもの戦闘終了時の時のようにジェイが踊らされたり、
酒をあびるようにして飲んだモーゼスは
服を脱ぐと叫びだしたりして
バカをやっているのだが、空間が心地いいものだった。

「つーわけでぇぇぇー!今日はぁーココでお開きぃー」
という、舌があまりまわってない状態で言った
ノーマの言葉によって宴会はお開きになった

が、そこからが大変だった。
ベロンベロンに酔っ払ったモーゼスのお守をジェイが任されたからだ
明らかに体の大きさは負けており、
この男を宿屋までつれていくとゆうのは
大変だなんて一言ですませれないくらい大変だった。
まず、ギートの背中をかりて宿屋の前まで来たのはいいものの、
さすがに宿屋の中までギートを連れて行けないので
部屋までモーゼスを引っ張って行ったのだ
(モーゼスの体が痣だらけになったのは言うまでもないが)

部屋に入り、
「この、バカ山賊め。。。こんなになるまで飲むなんて・・・」
などとジェイはぼやきながらも
やっとのことでベットまでたどり着き、
彼をベットに乗せようとしたとき
悲劇が起きた。

ベットに乗ってモーゼスをベットに乗せようとしたジェイは
懸命にモーゼスをひっぱりすぎ、モーゼスの下敷きになってしまったのだ。

「ぅ・・・!重っ・・・ちょっ、モーゼスさん!」
「がーーーー・・・」
下敷きになりながらもモーゼスの髪の毛を引っ張ってみたりするが
どうも起きる気配はない。
おまけに最強に酒臭い。
最悪だ・・・などと思いながら
でも心のソコから嫌がってない自分がいる事にジェイは気がついた
昔の自分からは想像できないが
なんだかんだ言って、自分はバカ山賊が好きなのだ、と思った。
本人には口が裂けても言えないけど・・・
などと思っていると、モーゼスが目を覚ましたようだ。
「ん・・・」
「・・・ん、じゃないですよ。モーゼスさん
 重たいんではやくどいてくださいよ!!」
「・・・ジェー坊が添い寝か・・・」
明らかに寝ぼけた顔で寝ぼけたことを言っているモーゼスに
このバカ山賊!と言い、頭を軽く殴ってやると
どうやら目が覚めたらしい。
が、一向にジェイの上からどこうとしない
そしてじっと、ジェイの顔を見つめているのだ
「何してるんです?モーゼスさん。重いんですってば
 ぼくの顔に何かついてるんですか?」
「・・・」
「モーゼスさん、ほんとにどい・・・」
てください、と言うはずだったのだがその言葉はモーゼスの唇によって遮られてしまった。
ジェイは驚きのあまり、目が点になってしまている
それに構わず、モーゼスはジェイにずっと口づけていた。
あまりに反応がないので、舌を少し入れてみたら
ジェイも我に返ったのか、モーゼスの頭をつかみ
無理やり引き剥がしにきた。
が、力ではもちろん敵うはずもなく、
両手で頭をつかまれ、ジェイは身動きがとれなくなってしまった。
キスというものがどんなものか知らなかったジェイは
唇の柔らかさに少し驚いた
男の、しかもモーゼスの唇なのに、
唇と唇が触れていると、やわらかくて、きもちよくて
頭の奥のほうがぽぉっと暖かくなっていく感覚を覚えた。
長い、深い、キスが終わり、
2人が目を合わすと、ジェイは自分の頬が熱くなっていることに気がついた
もう1度口づけられると、
相手が男なのに、モーゼスなのに、嫌なのに
そんな事がどうでもよく感じてきた、

服の中に手が入った時、これはマズイと思い
我に返ったジェイは、思い切りモーゼスを殴り
モーゼスはベットから転げ落ち
この事件は終了したのだった。
どうやら、寝ぼけていて酔っているのがさらに力を貸し
ジェイを女と間違えたようだった。

翌日、モーゼスの顔が少し腫れており、
ジェイの顔が少し赤かったのは
誰も気づかなかった。






あんな事されて嫌だったはずなのに、

あんな行為、キモチワルイだけなのに

顔が赤くなるのは、なぜ?
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